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輸入こども服界も、簒奪戦が始まっている


まあまあ小さなコア市場(お子様に対して、ファッションが好きでお金もある程度かけられる)の中で、好きモノ同士でなりたっていた輸入こども服業界。

そんな世界に飛び込んだのは8年ぐらい前。
当時すでに、バブル期ぐらいから輸入こども服屋をやっていたパイセンからは、
もう旨味なんてないよ今さら。っていわれておりました。
当時は、かのお伊勢様(伊勢丹新宿店)の子供服エリアも、ハイブランドが入る余地はあってもセンス勝負のかいつけが面倒なこの界隈は手付かずだったこともあり、ファストファッションもH&Mだってまだ入って来ない頃。
まあまあ仕事になっている形で続けてきたのですが、今じゃあ、お伊勢様だってすっかり、どの服を見ても業界人なら国内代理店やブランドさんが浮かぶ、細かいセレクト作業を大資本をもって展開するようになりました。

マーケティングにおいて、大きな資本のある会社はシェアをかっさらった方が当店打率が高いわけなので、そこに乗り出して来たということは、いよいよそんな層の数が減ってきたことを身近に感じます。

更に、C to Cが商売をしやすい世の中となり、今度は全部で10着しか販売しなくてもネットショップならできるし、SNSで十分10着分の宣伝ができるような、小さな小さなオーナーも、輸入こども服界に乱入。

生えては枯れていく人も実際多いのですが、代理店を通した買い物が特につまらなくなって来てしまったのはそのせい。ブランドを守るために存在する国内代理店が、参入者の選定と自分の事業の天秤の測り方の妙で、ブランドを守れていない様子もちらほら。
結果的にこの業界がどうなっていくのかは、誰も想像しかできないしコントロールもできなくなっている状況。

そんな中でほんのちょっぴりネットショップのこの業界の中では、名前が知れてきた当店が次に進む道はなんなのか。しょっちゅう考えます。

ほんとはもう心の中ではほぼ答えが出ている。
あとは、どこで形を変えていくか、だなあ。

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